写真初心者の練習記録

2018年に初めてカメラを買った人が練習を公開したりするブログ

露出について

※この記事は殆ど自分用のメモです.露出の3要素とEVについて書いてます.

 

  • 語彙 

露出:F値シャッタースピードISO感度の組み合わせで決める.

 

F値

口径と焦点距離の比.「絞り」とも言う.

F値を下げる=開ける,F値を上げる=閉める.

1.4,2,2.8,4,5.6,8,11,16,22,32 と段階的に変化する.

1段ずつの変化だと細かい調整ができないので,実際は1/3段や1/2段ずつ変化させるカメラ・レンズが多い.

絞りを開くと明るくなり,被写界深度が浅くなる.(ボケる)

絞り込むと暗くなり,被写界深度が深くなる.(はっきり写る)

 

シャッタースピード(ss):

センサー・フィルムに光があたっている時間.ミラーレスでは先幕が開いてから後幕が閉まるまでの時間.

「1/50s」というように分数(秒)で表す事が多い.

ssが長いと明るくなり,ブレやすくなる.

ssが短いと暗くなり,ブレにくくなる.

一般的にssが「1/焦点距離(mm)」よりも短くなると,手ブレすると言われが,個人差がある.

 

ISO感度(イソ感度,アイエスオー感度):

センサー・フィルムの光に対する感度.

フィルムカメラの場合はフィルムごとに決まった値になっている.

一般的に売られているものではISO100やISO400が多い.

デジタルカメラの場合は1枚毎にカメラ側で設定できる.

フルサイズのフラッグシップ機だとISO50~約20万まで設定できたりする.

実際に使うのは100~5000くらい.

ISO感度を上げると明るくなり,ノイズ(ザラザラした感じ)が乗る.

ISO感度を下げると暗くなる.

 

EV(Exposure Value):

露出の光量を表す単位.

1s,F1.0,ISO100を「EV1」として,露出を2倍にすると「EV2」,4倍にすると「EV3」というように表す.値が大きいほど明るい.

しかし,実際には「今の露出からEV1(1段)上げる/下げる」といような使い方が多い.

カメラのボディについている露出補正ダイヤルはこのEVを用いて露出を調整している.つまり,露出補正ダイヤルを+1に回せばEV1だけ自動で上げてくれる.

上げ下げの計算は難しくない.

Fの場合は,1.4,2,2.8,4,…がEV1段分の変化である.

ssとISOは数値を倍にするとEV1段だけ上がり,1/2にするとEV1段だけ下がる.

(例)同じ環境,被写体を撮ったとき,以下の露出では明るさが同じ.

1/50s,F4,ISO1000

1/50s,F8,ISO500

1/25s,F8,ISO1000